アイード株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役：宮澤瑞希、以下アイード）は、株式会社文英堂（本社：東京都新宿区、代表取締役：益井英郎、以下文英堂）と共同開発した「Grove」等の各種英語検定教科書や学校副教材準拠の音読評価プラットフォーム「オントレ」の販売開始及び、10校の公立高校にサービス提供を開始することを発表致します。
■業務提携の狙いと背景
文英堂はこれまで検定教科書を出版、供給する立場として、高校英語教育において大きな役割を果たしてきました。社会の変化の中で、”受験のための英語”から、”コミュニケーションのための英語”の重要性が高まっています。そのため、英語4技能を鍛えるための学習が必要とされていますが、これまでの英語学習では圧倒的に英語の音声に触れる機会が不足していました。
リスニングについては、モバイル端末の普及により学習機会が増えましたが、スピーキングについては重要性を感じられてはいるものの、モチベーションの維持や指導者によるフィードバックが難しく、日々の学習には取り入れにくい状況となっていました。そうした問題を解決するために音声認識技術を英語学習に応用したサービスが登場しましたが、文字起こしの精度自体が問題となってしまうなど、英語学習における適切なフィードバックができないという課題が残っていました。
また、音読学習については効果的な学習として一般的ですが、先生が生徒の実施状況を確認できず、評価やアドバイスも行えないため”やらせっぱなし”になっている状況でした。その状況を解決するため「オントレ」に英語スピーキング評価AI「CHIVOX®︎」を導入していただくこととなりました。英語のコミュニケーションにおいて重要な”スピーキング”、”リスニング”を日々の学習により効果的に身につけていただくため、「オントレ」を提供して参ります。
■オントレについて
オントレは「音読」に特化したアプリです。先生は文英堂の教科書や教材から音読の宿題を配信することができ、生徒は配信された文章のお手本音声を真似て音読し、AIが即時に評価結果をフィードバックしてくれます。文章全体に対して複数観点で評価されるのはもちろん、発音が苦手なフレーズや文章を抽出し復習を提案してくれます。また、発話した日別/累積の単語数が記録されるため、発話学習の軌跡が残り、生徒はモチベーションの維持がしやすい特徴があります。
【特徴】
- 音読に特化した英語学習アプリ
- 文英堂の検定教科書・教材に準拠したコンテンツ
- 先生・生徒の使いやすさに徹底的に拘ったUI/UX
【提供機能】
＜先生側＞
- 管理者用/先生用の管理ページ
- 課題管理・配信機能
＜生徒側＞
- お手本音声の再生
- 発話音声の即時評価
- 発音が苦手なフレーズ・単語の復習提案
- 日別・累計の発話単語数を記録
■各社コメント
◇株式会社文英堂 代表取締役 益井英郎
この「オントレ」アプリは、アイード様からの多くのご協力とCHIVOX®の高い技術を活用して開発されました。その際には技術提供を含めた細かな対応をいただき深く感謝申し上げます。「オントレ」のリリースにより、新しい音読のあり方を多くの先生方にご提供できるようになります。教育課題の解決に少しでも貢献できますことを弊社も大変嬉しく思っております。
私たちは毎日生徒と向き合う現場の先生方から直接ご要望などをいただき、教育課題の解決に向けて日々努力を続けております。先生方が多忙を極める中、音読の有効性は理解しつつも時間的に手をつけにくい分野であることを知り、何とかしたい思いと技術が結び付きこのアプリが誕生しました。音読を短時間でも日常学習に組み込みたい、先生も生徒も音読を続けられる環境を提供したい、そして英語が自然と身につけられる実感を得てもらいたいと考え、それらを学校現場に適した環境でご提供いたします。音読は効果が出るまでに時間がかかりますが、必ずその努力は結果に結びつきます。この努力の見える化もこのアプリの重要な機能の一つであり、続けられる仕組みがあります。ぜひ試していただきたいと思います。
弊社は今後も教育現場の課題解決に向けて、多くの方々と一緒に学んで参りたいと考えており、教育分野で社会に貢献して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◇アイード株式会社 代表取締役 宮澤瑞希
100年以上日本の教育を支え続けてきた文英堂様と提携し教育現場の課題解決のお役に立てること、大変光栄に思います。「オントレ」の提供開始に向け、3年程の年月をかけサービスを作り込んで参りました。日々の積み重ねが重要である音読学習を習慣化させられるよう、先生や生徒の使いやすさに拘り試行を重ね、ようやくアプリを公開するに至りました。サービス提供開始後も、現場の声に耳を傾けながら、更なるアップデートを重ねる予定ですのでご期待ください。
■企業情報
【株式会社文英堂について】
1921年の創業以来、100年にわたって教科書や学習参考書、辞典などを出版してきました。企業ロゴの「シグマベスト」が意味するのは“ベストの総和”。「学ぶ人それぞれにとってベストな価値」を提供したいという思いと、プロフェッショナルとしてのこだわりを持って教育図書の出版に全力を尽くしています。
・会社名：株式会社文英堂（https://www.bun-eido.co.jp/）
・代表者：代表取締役 益井英郎
・本社所在地：東京都新宿区岩戸町17
・事業内容：高等学校英語・国語の検定教科書から、幼児教育書、小学・中学・高校生向けの学習参考書まで、幅広い分野の教育図書の出版・販売
【アイード株式会社について】
グローバルで1,000社超が導入するPaaS（Platform as a Service）の英語スピーキング評価AI「CHIVOX®️」を展開するEdTechベンチャー。「EdTechのコア技術で“未来の学び”をすべての人に」をMISSIONに、幼児から法人向け英語学習教材まで幅広く英語教育業界にテクノロジーソリューションを提供して参ります。
・会社名：アイード株式会社（https://aied.jp/）
・代表者：代表取締役 宮澤 瑞希
・本社所在地：東京都品川区大崎3-5-2 エステージ大崎ビル
・事業内容：英語スピーキング評価AI「CHIVOX®︎」を活用したビジネスデベロップメント
【本件に関するお問い合わせ先】
アイード株式会社 担当：尾関
Email：info@aied.jp
