英検®3級二次試験で落ちる理由と解決策|面接に強くなる対策まとめ

英検®3級の一次試験に合格した人の多くが、次のステップである二次試験(面接)に不安を感じています。
初めての英語面接で緊張したり、どんな質問が出るのか分からず戸惑うのはごく普通のことです。

この記事では、英検®3級二次試験の流れやよくある質問内容、面接で注意すべきポイントを分かりやすくまとめました。
形式を理解し、事前に準備しておくことで、落ち着いて受け答えできるようになります。
まずは、面接の全体像をつかみ、安心して対策を進めていきましょう。

目次

まずは不安を解消しよう|英検®3級二次試験の基礎と準備

英検®3級の二次試験は、多くの受験者にとって初めて挑戦する英語面接です。
「質問が聞き取れなかったらどうしよう」「英語が出てこないか不安」「面接官を前に緊張しすぎてしまう」など、不安を感じるのは当然のことです。

しかし、英検®3級の面接は形式が決まっており、あらかじめ“型”を知っておくことが、合格への近道です。
まずは、この記事で二次試験をしっかりと理解して、合格を目指しましょう!

この記事で分かること

この記事では、次の内容を分かりやすく解説します。

・英検®3級二次試験の特徴と出題傾向
・本番で起こりやすいミスとその対策
・アティチュード(態度)を含む評価基準
・自宅でできるスピーキング練習方法
・AIを活用した最新の面接対策
・合格者・保護者のリアルな声

これらを理解することで、漠然とした不安が「対策すれば大丈夫」という確信に変わっていきます。

英検®二次試験対策AIアプリ(英スピ)の概要

近年、英検®二次試験やスピーキング学習で注目されているのが、AIを利用した対策です。
中でも「英スピ」は英検®二次試験に特化したAIアプリです。
英検®の面接をそのまま再現した模擬面接ができ、さらにAIが採点&アドバイス。
どこをどう直せばいいか、すぐにわかります。
さらに自分の音声が録音されるので、ログで成長を振り返ることもできます。
特に音声ログは保護者も確認できるため、小学生や中学生の家庭学習にも安心して導入できます。

英検®二次試験対策AIアプリ「英スピ®」

これだけは知っておきたい|英検®3級二次試験の特徴と出題傾向

英検®3級の二次試験は、英語での「コミュニケーションの基礎力」を確認するための面接です。
英語の高度な知識よりも、身近な話題をシンプルな英文で伝えられるかどうかが重視されます。
形式がはっきりしているため、事前に“流れ”と“ポイント”を押さえることで、十分に対応することができます。

この章ではまず、英検®の基礎知識から、3級の面接で特に重要なポイントまで押さえていきましょう。

英検®とは?

英検®(実用英語技能検定)は、公益財団法人 日本英語検定協会が主催する、日本で最も受験者の多い英語検定試験です。
級は1級から5級までの8つ(※1)に分かれ、中学校卒業レベルとされる3級は、多くの中高生が最初に挑戦する級でもあります。

一次試験では「読む・聞く・書く」、二次試験では「話す」の力が試されます。
3級では二次試験は対面形式の面接(※2)で行われるため、一次とは異なる準備が必要です。

※1 2026年度第3回検定より、6級・7級の設置が発表されています。 英検®公式サイト

※2 リーディング/リスニング/ライティング/スピーキングを1日で受験できる、英検®S-CBTもあります。その場合、スピーキング技能を測るテストは対面形式ではありません。 英検®公式サイト

より詳しい試験形式については、英検®公式サイトでも確認できます

試験の構成と形式(従来型)

英検®3級の二次試験は、約5分間で行われる対面式の面接です。
日本人または英語のネイティブスピーカーの面接官と1対1で向き合い、簡単なあいさつや自己紹介から始まり、
その後、カードを使った音読や質問、日常生活に関するやりとりへと進んでいきます。
流れは毎回ほぼ同じなので、一度パターンを知っておくことで、落ち着いて受験することができます。

英検®3級二次試験のおおまかな流れは、次のとおりです。

1. 入室・挨拶
ノックをして入室し、面接官にあいさつをします。そのあと、名前を確認されてイスに座ります。

2. カードの受け取り・20秒間の黙読
面接官からカードを受け取り、20秒間、静かに英文を読みます。

3. 文章の音読(Reading)
カードに書かれている英文を、はっきりと声に出して読みます。

4. 内容に関する質問(No.1)
いま読んだ英文の内容について、面接官から質問されます。カードの中の情報をもとに答えます。

5. イラスト説明(No.2〜No.3)
カードのイラストを見て、「この人は何をしていますか?」などの質問に答えます。

6. 受験者自身の生活に関する質問(No.4〜No.5)
学校生活や家での過ごし方、趣味などについて、簡単な質問に答えます。

このように、英検®3級の二次試験には、はっきりとした「型」 があります。
あらかじめ試験の流れや、よく聞かれる質問のパターンを知っておくだけでも、「何を聞かれるか分からない」という不安がぐっと小さくなり、自信を持って面接にのぞむことができます。

3級二次試験の目的と評価される力

英検®3級の二次試験は、難しいスピーキング力を求める試験ではありません。
主な目的は次の2つです。

・基本的な英文を使ってコミュニケーションできるか

・自分の考えを簡単な英語で表現できるか

ここで重要なのは、「文法の正確さ」よりも「伝えようとする姿勢」です。
多少の文法ミスや言い直しは問題なく、むしろ“相手に理解してもらうための努力”が評価される試験です。

また、3級では音読と質問(No.1〜No.5)を通して、次の力が総合的に見られます。

・発音・イントネーション

・質問を理解する力

・適切な長さでの返答

・自分の意見をシンプルに話す力

・態度(アティチュード)

特に「態度(アティチュード)」は小さく見えて非常に重要な評価項目です。
姿勢、視線、声の大きさなど、コミュニケーションの基本ができているかが問われます。

よく出題されるテーマ・トピックの傾向

3級では、日常生活に密着した身近なテーマから出題されるのが特徴です。
特に以下のジャンルは頻出といえます。

・学校生活(クラブ、勉強、行事)

・家族や友達との関わり

・身近な行動(食べる・買う・遊ぶ)

・趣味・スポーツ

・地域や環境に関する簡単な話題

質問は「どんな○○が好きですか?」「あなたは△△をしたことがありますか?」といったシンプルなものが中心です。
そのため、一度“よくあるパターン”に慣れてしまえば、回答しやすくなります。

試験の形式や例題は、英検®公式サイトでも確認できます

本番で焦らないために|試験の流れと注意すべき落とし穴

英検®3級の二次試験は、約5分間の短い面接ですが、その中には多くの「つまずきポイント」が潜んでいます。
この章では、試験の流れに沿って本番で起こりやすいミスとその原因を分かりやすく解説します。

入室〜挨拶〜着席までの流れ

英検®3級の二次試験は、面接室に入る瞬間からすでに評価が始まっています。
「挨拶の仕方」「声の大きさ」「姿勢」など、アティチュード(態度)の要素が見られるため、入室〜着席までの一連の流れを事前にイメージしておくことがとても大切です。

ここでは、本番の様子ができるだけ具体的にイメージできるよう、時系列で解説していきます。

1. 呼ばれるまでの待機

受験生はまず控室で待機します。
係の人から番号を呼ばれたら、案内に従って面接室の前まで移動します。

このとき多くの受験生が感じるのが、
「いつ自分の番が来るのか分からない」「急に呼ばれたらどうしよう」という不安です。

少しでも落ち着くために、次のような準備がおすすめです。

・ゆっくり深呼吸をする

・”Hello.” “May I come in?” (こんにちは。入ってもいいですか) など、簡単なフレーズを小さな声で口にしておく

心と口を軽くウォーミングアップしておくことで、入室時の緊張が和らぎます。

2. 入室〜扉の閉め方

面接室の前まで来ると、係の人から「どうぞ」と促されます。
このタイミングでドアをノックし入室します。

次のポイントを意識しましょう。

・優しくノックし、”May I come in?”(入ってもいいですか。)と声をかける

・”Sure.”(どうぞ)など返答があってから、ゆっくりドアを開け、静かに教室に入る

・後ろを振り返り、ドアをバタンとならないように静かに閉める

緊張していると、どうしても動きが速くなりがちですが、
ゆっくり動くことで、落ち着いている印象を与えられます。

3. 挨拶から着席までの流れ(最初の評価ポイント)

入室して面接官の方を向いたら、ここで最初のコミュニケーションが始まります。
イラストのように椅子の横に立ち、簡単な挨拶をしましょう。
ここは「声の大きさ」「表情」「視線」が見られています。

意識したいポイントは次の3つです。

・面接官の顔を見て挨拶する      

・小さすぎず、はっきり聞こえる声で話す

・文は短くていいので、ハッキリ言い切る

その後、面接官から

“May I have your card, please?”
(面接カードを渡してください。)


などと指示があるので、受験票を渡します。

挨拶と受験票の受け渡しが終わると、面接官から

“Have a seat, please.”
(お掛けください)

という指示があります。

この言葉を聞く前に、自分から先に座ってしまうのはNGです。
指示が出たら、軽く “Thank you.” と言ってから座ると、とても丁寧な印象になります。
姿勢が整っていれば、面接官も「この受験生はきちんと話を聞いてくれそうだ」と安心してくれます。

よくある失敗パターンと修正イメージを意識して、試験監督に好印象を与えましょう。

【よくある失敗パターン】
・声がとても小さい
・挨拶が早口で聞き取りづらい
・日本語と混ざってしまう
  例:「Hello… お願いします…」

【修正イメージ】
・家で練習するときから、自分では「少し大きいかな?」と感じるくらいの声で言う練習をしておく
・「He-llo」と、2拍くらいに分けてゆっくり発音するつもりで言う
英語だけでひと言、はっきり言うことを意識する

英検®3級二次試験は、単に英語力だけを見る試験ではなく、
「相手と英語でコミュニケーションを取ろうとする姿勢」も評価されます。
英語が完璧かどうかよりも、「相手にきちんと挨拶をしようとしているか」が大切です。
だからこそ、最初の入室〜挨拶〜着席を丁寧にこなすことが、合格への大きな一歩になります。

音読・No.1〜No.5の進み方と間違いが起こりやすいポイント

音読からNo.1〜No.5までのパートごとに「どんな問題が出るのか」「どんなミスが起きやすいのか」を事前に知っておくだけで、本番の安心感は大きく変わります。

ここでは各パートの流れと、多くの受験生がつまずいてしまう典型的なポイントを、実例とともに詳しく解説します。

1. 音読(Reading)

音読は、カードの文章を声に出して読むパートです。
面接官は内容の理解よりも、「読み切る力・発音・区切り方」を見ています。
つまり、最初の正念場は「落ち着いて読むこと」です。

【音読で起こりやすいミス】
・緊張して早口になり、単語が聞き取られにくくなってしまう
・難しい単語にひっかかり、そこから崩れてしまう
・文の区切りがなく、一本調子で読んでしまう
・小さな声になり、聞こえづらくなる

特に多いのが「早く読みすぎてしまう」ケースです。
早口になると発音が曖昧になり、結果的に減点につながります。

【改善ポイント】
・文章を“ゆっくり・区切って・聞こえる声で”読む
・分からない単語があっても、落ち着いて読み続ける
・前日の練習では「ゆっくり読んでもOK」という気持ちで

3級レベルでは、多少の読み間違いは大きな減点にはなりません。
そういうときは、“読み直して落ち着きを取り戻せる”と評価につながります。

2. No.1:本文内容の質問

No.1は、音読した文章の内容についての質問です。
ここで起きやすいミスは次の2つです。

【No.1のミス例】
・質問の聞き取りに失敗して沈黙する
・質問の形式に合わせず、本文をそのまま抜き出して回答する

英検®3級の質問は、ほとんどが「文章のどこかに答えが書いてある」内容です。
そのため、焦らずカードを見返すこと、また答え方の「型」を知っておくと良いでしょう。

【改善ポイント】
・分からないときは、”Pardon?”(もう一度言ってください。という意味)で聞き返す
・音読した文章の語句をどう変えるか、型を覚える。
  例:”Why ~?”(なぜ~?)には、”Because ~.”(なぜなら~だから。)で回答など

3. No.2No.3:イラスト説明(最もつまずきやすいパート)

イラストを見て状況を1文で説明する問題です。
ここが3級で最も差がつくポイントで、多くの受験者がつまずきます。

【No.2~No.3のミス例】
・何を言えばいいか分からず沈黙
・単語だけで答えるなど、説明が短すぎる
・文法を気にしすぎて固まる

しかし、ここは「英文を1文作れればOK」のパートです。
以下の“型”で十分に点数が取れます。

【改善ポイント(万能の型)】
・”There are two/three ~. “(~が2つ/3つあります。)
・”It’s on/under the ~. ” (それは~の上/下にあります。)
・”She is …ing.” (彼女は~しています。)
・”He is going to ~.” (彼は~しようとしています。)

No.2ではイラストに描かれている物の位置や、個数をよく聞かれます。
No.3では登場人物の行動を答えさせる問題が多く出ます。
問題のパターンと、答え方の“型”をいくつか覚えておくことで、安心して本番に臨めます。

4. No.4〜No.5:受験者自身への質問

No.3が終わると、”Please turn the card over.” (カードを裏返してください。)と言われ、
あなた自身に関して質問をされるパートが始まります。

No.4は、「何時に起きたか」「どこに行きたいか」など、
What(どんな・何)/Where(どこ)/How(どうやって)を使った、あなたの様子や意見を尋ねる問題です。
No.5は、「兄弟はいるか」「読書は好きか」など、まずYes/Noで回答し、その後理由などを訊かれる問題です。

内容は非常に簡単ですが、次のミスが目立ちます。

【No.4〜No.5のミス例】
・単語だけで回答し、短くなりがち
・Yes/Noだけで終わる
・質問を誤解してしまう

しかし、質問のパターンや聞き取りの“コツ”、“回答の型”を覚えれば解決します。

【改善ポイント(必ず使える“コツ”と“型”)】
・疑問詞(とその直後の単語)を注意してしっかり聞き取る
  例:
  ”What subject do you like best?”
  (どんなスポーツが一番好きですか。)

  ”Where did you go for summer vacation?”
  (夏休みはどこに行きましたか。)

・Yes/No + 理由(理由は簡単でOK)
  例:
  ”Yes, I do. I like it because it’s fun.”
   (はい、好きです。楽しいので好きです。)

  ”No, I don’t. I’m not good at it.”
   (いいえ、好きではありません。私はそれが得意ではありません。)

・I like/think〜 を使う
  例:
  ”I think reading books is interesting.”
   (本を読むことはおもしろいと思います。)

問題のパターンと、答え方の“型”をいくつか覚えて、しっかりと準備しましょう。

緊張・準備不足・回答の型不足が招く失敗例

本番で起こる失敗の多くは、英語力そのものではなく、準備不足・緊張・回答の型不足が原因です。
ここでは典型的な失敗例を紹介します。             

1. 緊張で声が小さくなる → 面接官に伝わらない


緊張して声が小さくなると、内容が良くても「伝わらない」という理由で評価が下がることがあります。

【原因】
・面接官と目を合わせられない
・大きい声を出す練習をしていない

【改善方法】
・事前に“声を出す練習”をしておく
・練習では実際の本番を想定して座って話す
・「ゆっくり話す=落ち着いて見える」ことを理解する

2. 準備不足(流れを知らない)で焦る

面接の流れを知らないまま本番を迎えると、カードの扱い方、座るタイミング、質問の意図など、すべてが不安になります。

【典型例】
・カードを裏返し忘れる
・No.2~No.3のイラスト説明の意味が分からない
・No.4〜No.5の意見問題が不安すぎて固まる

【改善方法】
・二次試験の流れを“最初から最後まで”シミュレーションする
・動画(英検®公式バーチャル面接)で必ず流れを確認する
・二次試験対策AIアプリ「英スピ」の模擬面接で、実際に一連の動作を体験する

3. 回答の型を覚えていないため、回答が短くなりすぎる


3級の不合格者の多くが、Yes/Noや、単語だけで終わる“短すぎる回答”をしてしまっています。

例:
面接官: “What subject do you like best?”
(なんの教科が好きですか)
受験生: “English.”
(英語)

→ 減点の可能性あり。

【改善方法】
・フルセンテンスで答えるようにする
  例:”I like English the best.”(私は英語が一番好きです)
・Yes/Noの後に「理由」を1つだけ付ける
・”I like 〜 because …” (私は〜が好きです。なぜなら…だからです。) の型を練習する
・二次試験対策AIアプリ「英スピ」で回答の長さを客観的に確認する

英スピの採点では、具体的なアドバイスがされるので、“どこをどう直せばよいか” が一目で分かります。

困ったときの対処法

本番で予想外のことが起きても、正しく対処すれば問題ありません。
英検®3級は、「コミュニケーションを取ろうとする姿勢」も評価される試験です。

1. 聞き返す(減点されないので必ず使える)

多くの受験生が「聞き返し=悪いこと」と思っていますが、1回程度の聞き返しなら減点されません。
むしろ、聞き返しをしないまま誤った回答をする方が評価が下がります。

使えるフレーズ:
・”Pardon?”(すみません、もう一度言ってください、という意味)
・”Could you repeat the question?”(もう一度質問を言っていただけますか)

2. 時間を使う(沈黙より「ひとこと」)

すぐに答えられないときは、

“Let me think…”(考えさせてください)

と言うだけで、落ち着いて考える時間が作れます。
沈黙して焦るより、ずっと評価が高くなります。

英スピで効率的に対策しよう!

★英スピの主なメリット

1. 二次試験本番を忠実に再現!
2. AIによる即時フィードバック!
3. いつでもどこでも!スキマ時間を活用!

「英スピ」は、英検®3級合格を目指す全ての受験者にとって、非常に心強いパートナーとなるでしょう。

合格率が変わる!評価基準とアティチュード対策の重要ポイント

英検®3級の二次試験は、英語の内容だけで判断される試験ではありません。
実は、「態度(アティチュード)」も評価対象です。

これは、英語のコミュニケーション能力において、相手と向き合う姿勢がとても大切だと考えられているためです。
ここでは、英検®がどのような基準で受験生を評価しているのか、そしてどのような姿勢で臨めば評価が上がりやすいのかを丁寧に解説します。

配点と合格ライン(各パート5点・態度3点・CSEスコア目安)

英検®3級の二次試験は、以下の配点バランスで評価されます。

・音読〜質問(No.1〜No.5):各5点 × 6項目 = 30点
・アティチュード(態度):3点

合計:33点満点

このうち 20~23点程度以上が合格の目安とされており、CSEスコアでは 353点(550点満点)が合格ラインです。

一見すると「態度3点は小さいのでは?」と思われがちですが、
実際には他の項目にも影響する可能性があるため、とても重要な項目です。

例:
・声が聞こえない → 音読・回答がすべて低評価になる可能性
・視線が落ちる → やり取りがぎこちなくなる

つまり、アティチュードの対策をすることは「3点以上の影響力」を持つと言えるのです。

態度(アティチュード)とは何を見られているのか

アティチュードとは、英語でのコミュニケーションにおける「話す姿勢」や「向き合い方」全体を評価する項目です。
具体的には以下のようなポイントが含まれます。

・相手の目を見ることができているか

・声が小さすぎないか、はっきり話せているか

・相手の指示を落ち着いて理解できているか

・質問に対して前向きに答えようとしているか

・不適切な態度(無言、ふてくされた表情など)がないか

英語が多少間違っていること自体は、3級レベルでは大きな減点にはなりません。
それよりも、「相手に向き合おうとする姿勢」が伝わることが何より重要です。

面接官は教室での先生のように、受験生を優しく見守りながら進めてくれます。
堂々とする必要はありませんが、誠意を持って対応する姿勢を意識しましょう。

声の大きさ・表情・姿勢で損をしないために

二次試験では、話す内容以前に「見た目の印象」で損をしてしまうケースが非常に多くあります。
以下の要素は、すべてアティチュードの評価につながります。

声の大きさ

最も重要です。
声が小さいと、面接官が聞き返す必要が出てきて、その分やり取りがぎこちなくなり、評価も下がりやすくなります。

【改善ポイント】
・家で練習するときから「本番を想定して声を出す」
・録音して、自分の声量を客観的に確認する
・小さくてもいいから「はっきり」話す意識を持つ

表情

緊張して表情が固まると、相手が質問しづらくなります。
逆に、軽く微笑むだけでも印象が大きく変わります。

【改善ポイント】
・入室前に「軽く笑顔を作る練習」をする
・面接官と目を合わせる時間をほんの少し増やす

姿勢

背中が丸まっていると、声がこもりやすく聞こえにくくなります。

【改善ポイント】
・背筋を軽く伸ばし、視線の高さを揃える
・足を組まない・貧乏ゆすりをしない

面接・二次試験対策にオススメの練習方法

英検®3級の二次試験は、準備の質がそのまま当日の安心感につながります。
「何をどう練習すればいいのか分からない」という声は非常に多いですが、正しい方法で練習を行えば、英語が苦手な人でも着実に力を伸ばせます。

ここでは、個人でできる練習・家庭でできる練習・AIを使った最新の対策・失敗例からの改善方法をまとめて紹介します。
どれも今日から始められるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。

英スピを使った練習(模擬面接・採点・音声ログ)

近年の面接対策で注目されているのが、AIによる模擬面接です。
その代表的なサービスが、英検®二次試験専用アプリの「英スピ」です。

英スピには、次のようなメリットがあります。

本番そっくりの模擬面接が何度でもできる

英スピは、英検®3級の面接と同じ流れで練習できます。
音読・No.1〜No.5までを通しで体験できるため、「本番の緊張感を事前に体験できる」点が大きな強みです。

AI採点で弱点が数値化される

練習すると、AIが次の項目を細かく採点し、さらにアドバイスをしてくれます。

・発音

・流暢さ

・内容

・文法

自分では気づきにくい弱点が数値で「見える化」され、
合わせて文法のミスや、内容の改善案を具体的に示してくれるため、「何をどう直せばよいか」が一目で分かります。

音声ログで成長を確認できる(保護者もチェック可能)

英スピには、発話音声が保存されるため、いつでも自分の成長を振り返れます。
保護者も音声ログを聞くことができるため、「きちんと練習できているのか心配」という家庭でも安心して見守れます。

小学生の保護者からは、
「どんな英語を話しているのかが分かり、安心して任せられた」
という声も多く寄せられています。

★公式サイト・無料体験はこちらから

ひとりでできる練習

英検®3級の二次試験は、ひとりでもできる練習が非常に多くあります。
特に次の3つは即効性が高く、どの受験者にもおすすめです。

1.音読練習(声を出す習慣づくり)

音読は、最も基本であり最も効果的な練習です。
毎日1〜2分でも声を出す習慣をつくれば、本番で声が出なくなる心配が減ります。

【取り組み方】
・英検®3級の過去問や、英検®公式サイトのサンプル問題を使う
・ゆっくり・丁寧に・区切って読む
・録音して聞き返す(声量チェックにもなる)

2.30秒回答の型練習(No.4〜No.5対策)

意見を述べる問題では、「Yes/Noで終わらない返答を作る練習」が必要です。
以下の“型”を覚えるだけで、英文が自然に伸びます。

【英検3級定番の”型”】
・I think + 意見 + because + 理由
・I like + 名詞 / 動詞-ing + because + 理由
・I want to + 動詞 + because + 理由

30秒を目安に、1つのトピックで英文を話す練習をしてみましょう。

3.シャドーイング(聞く+話すの同時トレーニング)

模範音声を聞きながら、そのまま後を追って発音する練習法です。
発音・イントネーション・リズムが自然に身につきます。

・過去問の音声

・英スピの模範音声

などを使うと効果的です。

家庭でできる練習(保護者の質問・環境づくり)

家庭での環境づくりは、受験生の不安を大きく減らす力があります。
特に小学生や初受験の中高生にとって、保護者の関わり方は非常に大きなサポートになります。

1.保護者の声かけ

「大丈夫?」「今日は音読練習を頑張っていたね」と声をかけるだけでも、
子どもは「やらなきゃ」とやる気になったり、安心して取り組めます。

2.保護者によるミニ面接

英スピの音声ログを一緒に聞いたり、No.1〜No.5に似た質問を投げかけるだけでも実践力がつきます。

“Where is the pen?”
(ペンはどこ?)

“Do you like reading books?”
(本を読むことは好きですか?)

完璧な英語でなくてもOK。
お子さまの返答の習慣づくりとして効果的です。

3.練習しやすい環境を整える

・静かな場所を確保する

・習慣づけられるよう練習する時間帯を決める

合格者のリアル|中学生・高校生・保護者の声で見る成果

英検®3級の二次試験は、事前に十分な練習をした分だけ結果に表れやすい試験です。
ここでは、実際に英検®二次試験対策AIアプリ「英スピ」を活用しながら練習して合格した、
中学生・高校生・保護者のリアルな声を紹介します。

実際の声を知ることで、
「うちの子にもできそう」「こうすれば安心して練習できるのか」
と感じていただけるはずです。

中学生の声「本番の流れを知っていたから、緊張しすぎず話せた」

英スピは毎回点数で結果が出るので、自分の成長や苦手がすぐにわかりました。特に音読は単語ごとに評価が見られるので、対策しやすかったです。
スマホでも使えるから、寝る前に10分だけ、など隙間時間に練習することもできて、無理なく続けられました。
本番前には英スピの模擬テストで安定して高得点が取れるようになり、自信を持って受験できました。

高校生の声「アドバイスや解答例がわかりやすい。文法の指摘も◎」

トレーニングや模擬試験をやった後のアドバイスや解答例がわかりやすく、特に文法の間違いの指摘は参考になりました。
知らない単語も出てきても、和訳があったので、英スピ内で意味の確認までできるところも良かったです。

保護者の声「子どもがどれくらい話せているのか、音声ログで分かって安心した」

親が付き添わなくても子供一人で進められるからありがたいです。
一人で練習すると、理解できていない単語や発音の間違いなどを確認できませんが、英スピだと子供の解答が録音されているので、後から親が確認して一緒に復習できて良かったです。
スコアが出るので、次はもう少し上がるように頑張ろうと、子供の学習意欲も高められました。

まとめ|英検®3級二次試験合格に近づく3つの力

英検®3級の二次試験は、初めての英語面接で不安を感じる受験生が非常に多い試験です。
しかし、この記事で紹介したように、試験の流れや回答の“型”を理解し、自分に合った練習を積み重ねれば、誰でも確実に合格へ近づくことができます。

最後に、特に大切な「合格に必要な3つの力」をまとめておきます。

試験の特徴と評価基準を理解する

二次試験は「英語力だけ」を見る試験ではありません。
音読・質問への回答だけでなく、声の大きさや姿勢などのアティチュード(態度)も評価対象です。

・入室〜着席の流れ

・音読のコツ

・No.1〜No.5の出題傾向

・よくあるミスと対処法

・アティチュードの具体的な評価ポイント

この5つを理解しておくだけで、本番の不安は大幅に軽減されます。
「知らないから不安になる」という状態を脱することが、合格への大きな一歩です。

短時間でも声を出す練習を続ける

以下がおすすめの練習法です。

・英スピによる問題練習

・音読

・シャドーイング

・30秒スピーキング

・過去問を使った質問練習

どれも1回1分〜3分で取り組めます。
「短くても毎日続ける」ことが、何より大切です。

特に、“Yes/Noで終わらない回答の型” を習得すると、No.3〜NO.5の得点が安定しやすくなります。
家庭で保護者が練習を見守るだけでも、子どもは安心して取り組めます。小学生の受験生にも有効です。

英検®二次試験対策AIアプリ「英スピ」を活用して本番に強いスピーキング力を育てよう

英スピは、英検®3級の二次試験に特化したAIアプリで、
本番そっくりの模擬面接を、何度でも・自宅で・一人で行うことができます。

英スピによるメリットまとめ

・本番と同じ形式で練習できる

・AI採点&フィードバックで、弱点を把握し克服できる

・音声ログで成長を振り返れる

・保護者も音声ログを確認できるので、小学生の練習も見守りやすい

旺文社『7日間でできる!英検®3級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版』の内容をアプリで再現

これらの機能により、
「自分の力がどこまで伸びているのか」「どこを直せばもっと良くなるのか」
が明確になり、効率的に上達できます。

公式リンク

英検®3級の二次試験は、正しい準備をすれば必ず力がつきます。
ぜひ今日から一歩でも前へ進んでみてください。
あなたの努力は必ず結果につながります。

コラム作成・監修

本コラムは、英検®二次試験特化型AIアプリ「英スピ」を運営する アイード株式会社 が作成したものです。
アイード株式会社は 年間1万人以上の中高生の英語学習音声を採点・分析 しています。
記事内容は、英検®1級保持者・英スピ問題作成者・英語講師(英検®指導歴あり) が監修しています。

※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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