結論からお伝えすると、ESAT-J(YEAR 3)は都立高校入試の合否にかかわる英語スピーキングテストで、A〜Fの評価が20点満点として入試の総合得点に加算されます。
2026年度(令和8年度)の本番は2026年11月22日(日)です。
この記事では、テストの概要・日程・配点・出題形式(Part A〜D)・対策法までをまとめ、最後に「本番形式に慣れる」ための模試の活用法を紹介します。
ESAT-J(YEAR 3)とは?
ESAT-J(イーサット・ジェイ)は、東京都教育委員会が実施する中学校英語スピーキングテストです。
中学校の授業で学んだ英語で「どのくらい話せるようになったか」を測ることを目的としています。
令和4年度に都内公立中学校の3年生を対象として始まり、令和5年度からは中学1年生対象の「ESAT-J YEAR 1」、2年生対象の「ESAT-J YEAR 2」も開始されました。
令和6年度からは、中学3年生対象のテストが「ESAT-J YEAR 3」という名称になっています(参照:東京都教育委員会 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)特設ページ)。
このうち、都立高校入試に結果が活用されるのは中学3年生が受験する ESAT-J YEAR 3 です。
面接官と英語で会話する形式ではなく、タブレット端末に解答音声を録音する形式で行われます。
2026年度(令和8年度)の日程
東京都教育委員会の発表によると、2026年度(令和8年度)ESAT-J YEAR 3の日程は次のとおりです。
- 本試日:2026年(令和8年)11月22日(日)
- 予備日:2026年(令和8年)12月13日(日)
受験の申込は例年7月上旬から9月中旬に受け付けられます。
申込期間や会場などの詳細は、東京都教育委員会の公式サイト(ESAT-J特設ページ)で公開されている実施要項を必ずご確認ください。
結果は翌年1月中旬ごろに通知される予定です。
都立入試での「重み」——侮れないスピーキングの20点
ESAT-J YEAR 3のスコアは、A〜Fの6段階評価として示され、都立高校入試ではこれを20点満点に換算し、学力検査と調査書点の合計に加算します。
この20点は、決して小さな配点ではありません。
英語の学力検査を700点満点に換算した場合、次のような比重になります。
- スピーキング(ESAT-J):20点
- 条件英作文:約16.8点
- リスニング:約28点
- 調査書 主要5教科(各教科):約23.1点
つまりESAT-Jの20点は、条件英作文より高く、リスニングに近い比重で、主要教科1つ分の内申にも匹敵します。
合否がわずかな点差で決まる入試において、★ この20点を取りこぼさないことが合格を左右します。
そしてスピーキングは、独特の出題形式・短い準備時間に不慣れなまま本番に臨むと、実力を出しきれずに失点しやすいテストです。
だからこそ、本番前に形式へ慣れておくことが得点に直結します。
出題構成:Part A〜D
ESAT-J YEAR 3は、次の4つのパートで構成されています。
| パート | 内容 | 問題数 | 準備 / 解答時間 | 主に問われる力 |
|---|---|---|---|---|
| Part A | 英文の読み上げ | 2問 | 準備30秒 / 解答30秒 | 発音・イントネーション |
| Part B | 質問への応答・意図伝達 | 5問 | 準備10秒 / 解答15秒 | 即座に応答する力 |
| Part C | イラストのストーリーを英語で話す | 1問 | 準備30秒 / 解答40秒 | 描写力・接続詞の活用 |
| Part D | 自分の意見を述べる | 1問 | 準備1分 / 解答40秒 | 論理構成・表現力 |
特に Part C・Part D は「自分で考えて話す」問題 で、難易度が高くなります。
準備時間が短いため、読む・書く・聞くだけの学習では対応しきれず、「話す」練習が欠かせません。
令和7年度の結果からわかること——平均は上がっている
東京都教育委員会の実施状況によると、令和7年度の中学3年生では、B評価以上が約8割、A評価以上が5割近く に達し、平均スコアも上昇傾向にあります。
これは、受験生全体のスピーキング力が底上げされてきていることを意味します。
★ 「受けるだけ」では差がつきにくくなっており、上位グレードを狙うための対策の重要性が増している ということです。
ESAT-J(YEAR 3)の対策法
対策のポイントは、大きく3つです。
- ★ 音読で発音・リズムに慣れる(Part A対策)。教科書の音読を、区切りや強勢を意識して声に出す練習が効果的です。
- ★ 「考えて話す」アウトプット量を増やす(Part C・D対策)。イラストの描写や自分の意見を、短時間で英語にする練習を重ねます。
- ★ 本番の形式・時間配分に慣れる。準備・解答の秒数感覚を体で覚えておくと、本番で慌てません。
日常のペアワークやスピーチ活動、オンライン英会話なども有効です。
ただしESAT-Jの本番は「タブレットに一人で録音する」「準備時間が短い」という独特の形式です。
この形式そのものに慣れておくことが、得点に直結します。
本番形式に「慣れる」ために——模試を活用する
形式への慣れは、本番と同じ環境で一度でも通しで受けておくと大きく変わります。
実際、2024年に都内の塾関係者54名へ行ったヒアリングでは、98.1%が「対策は必要」と回答 しています(「対策はマスト」58.5%+「しておいた方がベター」39.6%)。
現場の指導者のほとんどが、対策の必要性を認識しているということです。
また、これまで受験できたESAT-J形式のスピーキング模試の一部は今年度実施されないため、本番形式を体験できる機会を各家庭であらかじめ確保しておくと安心です。
自宅で本番形式を体験できる「都立入試スピーキング模試」

アイード株式会社の提供する 「都立入試スピーキング模試」 は、ESAT-J YEAR 3の出題形式・時間配分に準拠したオンライン模試です。
- ★ 自宅・WEB完結:PC・スマホ・タブレットとヘッドセットがあれば受験できます(送迎不要)
- ★ 個人成績表で弱点がわかる:A〜Fの6段階評価・スコア・偏差値・評価観点に基づくアドバイスを確認できます
- ★ 全4回・くり返し受験:8月〜11月に全4回。実力診断 → 弱点把握 → 直前の総仕上げ、と成績の伸びを見ながら活用できます
- 受験料:1回3,300円(税込)
第4回(受験期間 10/30〜11/4)は、本番の約2週間前にあたり、直前の総仕上げに最適です。
▶ 申し込み・詳細はこちら:https://aied.jp/toritsu-speaking/
よくある質問(FAQ)
Q. ESAT-J(YEAR 3)は2026年度いつ実施されますか?
本試日は2026年(令和8年)11月22日(日)、予備日は12月13日(日)です。
申込は例年7月上旬から9月中旬まで。詳細は東京都教育委員会の実施要項をご確認ください。
Q. ESAT-Jは都立入試の得点にどう影響しますか?
A〜Fの6段階評価が20点満点に換算され、学力検査と調査書点の合計に加算されます。
英語学力検査を700点換算した場合、リスニングに近い比重にあたります。
Q. ESAT-Jの対策は必要ですか?
都内の塾関係者へのヒアリングでは98.1%が「対策は必要」と回答しています。
特に本番の出題形式・時間配分に慣れておくことが、得点に直結します。
Q. 自宅でESAT-J(YEAR 3)形式の練習はできますか?
はい。オンラインの「都立入試スピーキング模試」などを利用すれば、自宅で本番形式の模試を受験し、個人成績表で自分の弱点を確認できます。
※本模試(都立入試スピーキング模試)は、東京都教育委員会およびESAT-J実施団体とは一切関係のない、アイード株式会社が独自に実施する模擬試験です。
採点はESAT-Jの過去情報をもとに作成した独自の採点基準によるもので、合否判定を行うものではありません。
本コラムは、英語スピーキング評価AI技術を用いた英語教育サービスを提供するアイード株式会社が作成・監修しています。
当社は年間延べ1万件以上の中高生の英語音声を評価し、学習塾向けのESAT-J対策教材(STE)の開発・提供を行っています。
英語スピーキングテストの問題作成・採点に関する知見をもとに本記事をまとめています。

