英検®準1級の二次試験、2級と何が違う?|合格のカギとなる3つのギャップと最新対策法

最終更新日:2026年6月8日

〈本コラムは、英検®二次試験対策アプリ「英スピ」を提供するアイード株式会社の見解をまとめたものです。〉

英検®2級に合格して、次のステップとして準1級に挑戦しようとしている方は多いでしょう。
しかし、英検®準1級の二次試験(面接)は、2級とは試験の構造が異なります。
「2級と同じ感覚で準備していたら本番で頭が真っ白になった」という声は少なくありません。

この記事では、準1級と2級の二次試験の具体的な違い、2024年のリニューアルで変わったポイント、
そして合格に近づくための具体的な対策法を詳しく解説します。
試験前に必ず知っておきたい情報だけを厳選しました。

英検®公式サイト「英検®Can-doリスト(準1級)」より

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この記事でわかること

・英検®準1級二次試験の流れと問題構成

・英検®準1級二次試験の2級との違い

・2級合格者がつまずく3つの落とし穴

・英検®準1級二次試験の具体的な対策法

まず知っておく:準1級二次試験の基本情報

英検®準1級(従来型)の二次試験は面接形式で行われます。
面接官は1人で、日本人またはネイティブスピーカーの場合があります。
試験時間は約8分で、2級の約7分より1分長くなっています。

項目英検®2級英検®準1級
試験時間約7分約8分
形式個人面接(1対1)個人面接(1対1)
問題カードパッセージ+2枚のイラスト4コマのイラスト
1つ目のタスクパッセージの音読4コマのナレーション(2分)
準備時間20秒(黙読)1分(ナレーション準備)
問題数音読+質疑応答(No.1〜No.4)の計5タスクナレーション+質疑応答(No.1〜No.4)の計5タスク
CEFRレベルB1B2

採点はナレーション・各問の応答・アティチュード(態度)の観点から行われます。
アティチュードとは積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢のことで、入室した瞬間から評価が始まっています。
声量・発音・反応の自然さなどが見られます。

2級から準1級へ:深化する3つの英語力

準1級と2級は同じ「個人面接形式」ですが、試験の形式が大きく変わるというより、
求められる英語力の水準・深さが上がっているイメージです。
語彙・文法・論理的な意見展開力・スピーキングの瞬発力など、2級で養った土台をさらに高度に使いこなす力が問われます。
以下の2点が、その変化を実感しやすいポイントです。

1. 3コマ描写から4コマナレーションへ:イラスト問題の難化

2級の二次試験にも、3コマのイラストを見て状況を説明するNo.2という問題があります。
イラストを英語で描写するという点では準1級と共通していますが、準1級ではこの「描写力」がさらに高い次元に引き上げられます。

準1級では、4コマ全体を使ってひとつのストーリーとして語る「ナレーション」が求められます。
準備時間は1分間で、その後2分間で自分の言葉でストーリーを組み立てて語ります。
冒頭の出だしの英文(One day, … など)は問題カードに指定されており、
コマの切り替わりを示す時間表現(A few days later, … など)もイラスト上部にテキストで記載されています。
これらを手がかりに、各コマの状況・心情をイラストから読み取り、自分の言葉でナレーションを組み立てていく必要があります。

◆ナレーション問題の流れ
1分間で4コマのイラストを確認し、ストーリーを自分の言葉で組み立てる
その後2分間で、英語でそのストーリーを語る(ナレーションする)

ナレーションを行う際のポイントは2つあります。

過去形で描写する:
イラストに描かれている出来事は「すでに起きたこと」として扱い、
過去形(was / went / said など)や、過去進行形(was talking / were playing など)で語ります。
動作の最中の場面は過去進行形を使うと自然に表現できます。
現在形で話してしまうミスが多いので注意が必要です。

吹き出しのセリフは直接話法・間接話法のどちらでもOK:
イラストに登場人物の吹き出しがある場合、そのまま引用(直接話法)しても、間接話法(He said that… / She thought that… など)で引用しても構いません。
直接話法はそのまま引用できてミスが少なく、間接話法は時制の一致に注意が必要ですが、語彙・文法力をアピールしやすいというメリットがあります。

ナレーション例:イラスト内の吹き出し:「I want to join the soccer club.」

○ He said, “I want to join the soccer club.”(直接話法:そのまま引用)

○ He said that he wanted to join the soccer club.(間接話法:want → wanted と時制を一致させる)

2. 意見問題の「深さ」が変わる:語彙・論理展開力の深化

2級の二次試験でも、社会的なテーマについて意見を問われる問題があります。
英検®公式サイトによると、2級・準1級ともに「社会生活一般・教育・科学・環境・テクノロジー・ビジネス・政治」などの幅広いトピックが出題されることがあります。
しかし同じ分野のテーマでも、準1級では問題文の抽象度・質問のレベルがひとつ上の次元に引き上げられます。
そのような質問に対して主張と根拠を目的に応じて明確にしながら論理的に組み立て、瞬発的に対応できる展開力が必要です。
使用する語彙・文法・情報量のいずれも、より高度なレベルで運用することが求められます。

◆2024年リニューアルの変更点(準1級 No.4)
変更前:いきなり意見を問う質問が始まる
変更後:話題導入文(背景説明)が追加され、質問の意図が掴みやすくなった
※試験時間・問題数・合格基準に変更なし

この変更により、質問内容が従来より把握しやすくなったという側面があります。
ただし、求められる解答の質は変わっておらず、CEFR B2レベル(専門的・抽象的なテーマでも論理的に意見を展開できるレベル)の英語力が必要です。

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こうした多岐にわたるトピックへの対応力を身につけるうえで、
英スピは環境・テクノロジー・教育・医療・社会政策など様々なジャンルの意見問題を収録しています。
繰り返し練習する中で「このテーマは答えやすいが、あのテーマは言葉に詰まる」という傾向が自分でも見えてきます。
様々なトピックに触れることで弱点ジャンルの発見と克服にも活用できます。


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参考:冒頭の「自由会話」は2級の挨拶とは別物?!

英検®公式の試験内容ページによると、
2級は「氏名・受験級の確認+簡単な挨拶」に留まるのに対し、
準1級は「氏名・受験級の確認を含む簡単な質問」が加わります。
同じ面接形式でも、冒頭部分の流れが変わります。
質問の内容は面接官の裁量に委ねられており、以下のような例が報告されています。

◆準1級 冒頭で聞かれることが多い質問例(参考)

How did you come here today?(今日はどうやって来ましたか?)
What do you do?(お仕事は何をされていますか?)
What school do you go to?(どちらの学校に通っていますか?)
What do you like to do on your day off?(休日は何をするのが好きですか?)

2級の感覚のまま試験に臨むと、冒頭でいきなり質問されたことに戸惑い、緊張してしまう受験者が少なくありません。
「まだ試験が始まっていないはずなのに質問された」と混乱するケースもあります。
しかし、あらかじめこの違いを知っておくだけで、本番の驚きは大きく減らせます。
自由会話部分は入室から退室まで継続して評価されるアティチュード(態度・姿勢)には影響しますが、返答内容そのものは問題としてカウントされていません※。
多少うまく答えられなくても、次のナレーション・質疑応答でしっかり答えようと割り切り、身構えずに答えましょう。

※参考:英検®公式 準1級の試験内容(2026年4月現在)

2級合格者がつまずく3つの落とし穴

2級を合格した実力があっても、準1級の二次試験で落ちてしまう受験者によく見られるパターンがあります。

落とし穴1. 「行動は描けても、登場人物の『気持ち』や『動機』が抜け落ちる」

2級のイラスト問題では「何をしているか」を説明できれば十分でしたが、準1級のナレーションでは登場人物の感情・動機・心情変化まで語ることで情報量と表現力をアピールすることができるでしょう。
「She was disappointed because …」「He was excited to …」のように気持ちを盛り込まないと、出来事の羅列で終わり、語彙・情報量の観点で伸び悩みます。

落とし穴2. 「2級レベルの語彙・表現」で押し通そうとする

準1級ではCEFR B2レベルの語彙運用力が求められます。
意見問題で environment / important といった一般的な語ばかり使っていると、内容は伝わっても語彙力の評価は伸びないでしょう。
renewable energy / aging society といった分野別語彙や It is widely believed that … のような定型表現を使いこなせるかどうか、語彙・文法面での表現の幅を左右します。

落とし穴3. 「具体例」が日常生活の範囲を超えられない

意見の理由付けで「自分の経験」や「家族の話」だけに頼ると、社会的テーマの論拠としては弱くなります。
準1級のNo.3・No.4は社会性のあるトピックが中心なので、ニュース・統計・社会現象を引き合いに出して論じる力が必要です。
「In Japan, the aging population has led to …」のように社会レベルの視点で具体例を出せるかどうかが、説得力のある意見を組み立てる鍵になります。

準1級二次試験の具体的な対策法

英検®準1級の二次試験は、以下の4点を意識して対策しましょう。

対策1. ナレーション練習:4コマ問題を時間を計って繰り返す

準1級対策で最も時間をかけるべきなのはナレーション練習です。
過去問や市販の予想問題集から4コマイラスト問題を用意し、「1分で準備→2分でナレーション」を毎日繰り返します。
最初はうまく話せなくて当然です。続けることで「イラストを見て瞬時に英文を組み立てる力」が身につきます。
また録音して聞き直すことも重要。自分のナレーションを客観的に聞くと、文法の誤り・テンポの問題・語彙の偏りが見えてきます。


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対策2. 時事ボキャブラリーを分野別に強化する

No.3・No.4で出題される社会的テーマに対応するため、以下の分野ごとに頻出語彙と「話のフレーム(一般論)」をノートにまとめておきましょう。

環境・サステナビリティ:renewable energy / carbon emissions / biodiversity
テクノロジー・AI:artificial intelligence / automation / privacy concerns
政治・社会政策:government policy / public opinion / tax revenue
教育:academic performance / extracurricular activities / critical thinking
医療・健康:preventive medicine / aging society / mental health

一次試験のリーディングの長文や、ライティングで論じるトピックは、そのまま二次試験対策に使い回せます。
一次試験対策で出会った social issues や environmental topics のキーワード・論点をノートに書き出し、日頃から様々なジャンルの社会的テーマに触れておくことが、本番での瞬発力につながります。

なお英スピには様々なジャンルの意見問題を収録しているので、繰り返し練習する中でこれらのトピックに自然に触れることができ、効果的にインプットすることができます。


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対策3. 意見論述フレームを体に叩き込む

意見を問われたとき、「型(テンプレート)」を使って答えを組み立てることで、思考が止まりにくくなります。
準1級では2~3文、30~35語程度での回答が望ましいと言われており、以下のフレームを暗記しておくといいでしょう。

意見論述フレームの例

  I think that ___. (意見)
  This is because ___. (理由)
  For example, ___. (具体例)

最初はこのフレームに当てはめて練習するだけでも、回答が安定して構成できるようになります。
慣れてきたら、First, … / Also, … で理由を2つ並べたり、Some people may say that … but I believe … で反対意見に触れる構造を加えると、より説得力のある論述になります。


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対策④ 毎日「声に出す」習慣を作る

スピーキングは、読んで理解するだけでは上達しません。毎日必ず声に出す練習が必要です。
通学・通勤中に英語のポッドキャストを聴いて1文だけ繰り返す、教科書の例文を声に出して読む、など小さな習慣を積み重ねることが、本番での「英語が出てくるまでのタイムラグ」を縮めます。


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スピーキング独学の壁を、AIで乗り越える

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スピーキングの対策は、4技能の中でも「一人では取り組みにくい」分野のひとつです。
文法や語彙は参考書で独学できても、実際に話す練習は相手が必要です。
オンライン英会話を使う方法もありますが、毎回予約して費用をかけながら継続するのは、特に忙しい高校生や社会人にとってはハードルが高いのも事実です。
そこで近年注目されているのが、AIを活用したスピーキング練習です。
準1級の試験形式(ナレーション・No.1〜No.4)に対応したAI練習アプリを使えば、好きな時間に・何度でも・本番形式のまま練習を繰り返すことができます。


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英検®二次試験対策AIアプリ「英スピ」とは

英検®二次試験対策AIアプリ「英スピ®」

AIを活用した対策の中でも「英スピ」は英検®二次試験に特化したAIアプリです。
準1級のナレーション問題から意見問題まで対応しており、登録不要・スマホですぐに無料版を始められます。
AIが発音や回答内容をリアルタイムでフィードバックするため、何度やり直しても誰に気を使うことなく練習できます。
「繰り返すほど上達する」スピーキングの特性と、相性の良いツールです。

英検®の面接をそのまま再現した模擬面接ができ、さらにAIが採点&アドバイス。
どこをどう直せばいいか、すぐに分かります。
さらに自分の音声が録音されるので、自分が実際にどのように解答したのか確認することもできます。



また、「英スピ」では、発音・文法・内容・自然な表現をAI採点で客観的に可視化できます。
感覚頼りの練習ではなく、「何を直せばよいか」が明確になるため、限られた期間でも学習効率を高められます。


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2級との違いを理解し、徹底的な反復練習で準1級の二次試験に臨もう!

英検®準1級の二次試験は、2級と同じ「個人面接」でも
ナレーション問題、社会的テーマへの意見構築、フリートークから始まるアティチュード評価など、
求められる英語力がアップします。
これらを事前に把握し、型を身につけた練習を繰り返すことが合格に近づくための有益な方法です。
2024年のリニューアルで話題導入文が追加されています。出題形式を確認しながら、日々練習することが大切です。焦らず、毎日少しずつ声に出す習慣を作ることから始めてみてください。

※ 英検®二次試験特化型AIアプリ「英スピ」については 英スピ公式ページで詳しく解説しています。


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※ もう一度英検®二次試験の出題形式や評価基準を確認したい方は級別の対策記事をチェック
3級の二次試験対策についてはこちら
準2級の二次試験対策についてはこちら
2級の二次試験対策についてはこちら

コラム作成・監修

本コラムは、英検®二次試験特化型AIアプリ「英スピ」を運営する アイード株式会社 が作成したものです。
アイード株式会社は 年間1万人以上の中高生の英語学習音声を採点・分析 しています。
記事内容は、英検®1級保持者・英スピ問題作成者・英語講師(英検®指導歴あり) が監修しています。※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※「英スピ」に含まれるAI採点やアドバイスについては、公益財団法人 日本英語検定協会による如何なる監修・指導も受けておらず、品質について同協会から認められたものでは一切ありません。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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